【質問1】確定申告申告の際申請書Aと申請書Bの違いは?
【回答】
申告書Aは主に給与所得者のサラリーマン・一時所得者・年金受給者が使用します。
申告書Bは個人事業者分離課税の対象者、その他所得の種類に関わらず使用できます。
【質問2】還付申告と確定申告の違いはなんですか?
【回答】
還付申告とは本来確定申告を行わなくてもいい方が、源泉徴収などで徴収された税金が年間所得に対して計算した税金より多い場合、確定申告を行えば、税金が還付されます。このような還付を受けるための申告を還付申告といいます。
すなわち基本的は還付申告と確定申告は同じことになります。
【質問3】非課税と不課税の違いは何でしょうか?
【回答】
消費税とは「国内において事業者が対価を得て行った資産の譲渡当と輸入取引」に課税される税金です。不課税取引とはこれ以外のことを取引の事をいいます。例えば、社員への給与・税金の支払い・罰則金等です。
次に「非課税取引」とは「国内において事業者が対価を得て行う資産の譲渡等」ではあるが、課税対象になじまないことや、社会的政策的配慮から消費税を課税しない取引のことを言います。例えば、土地・有価証券・商品券などの譲渡、預貯金・貸付金の利子などです。この二つは消費税が発生しないということでは同じですが、区分はしっかりしておかないと、消費税申告の際に困るケースが出てきます。
【質問4】「収入」と「所得」とは?
【回答】
収入と所得は同じように思いますが、実は意味が違いますので、しっかり理解しておきましょう。それぞれの立場によっても意味が変わりますので、簡単にわかりやすく説明いたします。
・自営業者の場合
【所得=収入-必要経費】
収入・・・売上げ金額
所得・・・売上げから必要経費を引いた利益に相当する金額
・サラリーマンの場合
【給与所得=給与収入-給与所得控除額】
収入・・・給与明細に書かれている額面
所得・・・上記の収入から給与所得控除額を差し引いた金額(給与所得控除額を求める表はこちら)
・年金受給者の場合
【年金所得=年金収入-公的年金等控除額】
収入・・・受給する年金の額
所得・・・上記の年金収入から公的年金等控除額を差し引いた金額(公的年金等控除額を求める表はこちら)